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2007年09月07日

【講座】HSP3ワンポイントテクニック 第24回

このコーナーでは、HSP3の変わった使用例や、気付きにくい機能
などを紹介していきたいと思います。
今回は、新しくリリースされたHSP3.1の新機能について触れて
みましょう。HSP3.1で追加されている機能は多数ありますが、
その多くが拡張プラグインとして利用できる形で提供されています。
中でも、データアクセスを担当するHSPDAプラグインは、
地味に大きく改良されています。いままで文字列と整数の
ソートしかできなかったものが、実数のソートにも対応して
いるほか、変数データをそのままファイルに保存する仕組みとして
「変数データアクセス命令」を新たに提供しています。
これは、自分が作成したプログラムの中で、前に起動した時の
変数を覚えさせておきたい時などに使います。
一番簡単な使い方は、以下のようになります。

vsave "ファイル名"

これで、すべての変数の内容を指定したファイル名に書き出します。
(HSPDAプラグインの命令を使用するために、スクリプトの先頭に
「#include "hspda.as"」を追加しておく必要があります。)
変数の保存データは、独自形式のバイナリファイルとして生成され、
拡張子も含めてファイル名は任意につけることができます。
(プラグインが推奨する拡張子は、「.VAR」または「.HVF」です。)
書き出したデータを読み込む場合には、以下のように記述します。

vload "ファイル名"

これ以外にも、変数の名前を指定して個別にロード・セーブを
行なうことも可能です。
ほぼすべての変数型を保存することができ、保存する側と、
読み込み側のスクリプトが同一でなくとも入出力が可能な汎用性
の高いものとなっています。

いままでできなかった機能を活用することで、新しいアイデアが
生まれるかもしれません。皆さんも是非、新機能を試してみて
ください。

(おにたま)

投稿者 usuaji : 2007年09月07日 13:48

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