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2006年05月24日

【講座】HSP3ワンポイントテクニック 第7回

このコーナーでは、HSP3の変わった使用例や、気がつきにくい機能など
を紹介していきたいと思います。
HSP3になって追加された機能の1つとしてCOM連携があります。
COMとは、Component Object Modelの略で聞くからに難しそうな感じがし
ます。
そもそもCOMとは何なのか、わからない人も大勢いると思います。
簡単に言ってしまうと、COMはWindowsのDLLと同じで、よく使う機能や動
作をまとめて他の人が使えるように提供しているライブラリなのです。
ですから、拡張プラグインと同じように色々な機能を持ったCOMが存在し、
それをスクリプトから呼び出して自由に使うことができます。
DLLは、機能の呼び出し方法がシンプルだったのに対して、COMは色々な
スクリプト言語に対応しやすいような取り決めや支援が行なわれます。
この取り決めが複雑なので、一般に難しいと思われていますが、単純に機
能を呼び出して使う限りは問題ありません。
COMを使った例は、サンプルの中のCOMOBJフォルダに収録されています。
以下のスクリプトはIEコンポーネントというCOMを呼び出した例です。

newcom ie, "InternetExplorer.Application"
ie->"navigate" "http://www.onionsoft.net/"
ie("Visible")=1

このように、COMの機能を使うこと自体は難しくありません。
ただし、COMの種類が膨大にあり使い方はそれぞれ異なるので、そちらを
覚えるのが大変かもしれません。それでも、色々と便利な機能が揃ってい
るので、あせらずに習得していくといいでしょう。
COM自体は、Java ScriptやVisual Basicなど他の言語からも呼び出すこと
ができるようになっており、参考書なども手に入れやすいと思います。

(おにたま)

投稿者 usuaji : 2006年05月24日 23:47

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