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2010年01月09日

【講座】HSP3ワンポイントテクニック 第40回

このコーナーでは、HSP3の変わった使用例や、気付きにくい機能
などを紹介していきたいと思います。

またまたHSP3.2の新機能について、紹介していきたいと思います。
標準で色々な追加されている命令から、今回取り上げるのは
split命令とstrtrim関数です。
strtrim命令は、文字列を整形するための機能を持っています。
たとえば、「"こんにちは"」という文字列の両端にある「"」の
記号だけを取り除いたり、特定の文字コードだけを削除すると
いった使い方ができます。

val = strtrim(p1,p2,p3)

p1=変数 : 元の文字列が代入された変数
p2=0~3(0) : 除去する位置の指定
p3=0~65535(32) : 文字コード

p2のパラメーターで、文字列の特定部分だけを対象にすることが
できます。0の場合は、両端(デフォルト)。1は左端、2は右端。
そして、3の場合は文字列内すべてが対象になります。
文字コードには、全角のコードも含めることができます。

s=" こんにちは 全角文字です "
mes strtrim(s,3,$4081)

上は、文字列に含まれた全角スペース(空白)だけを削除する
というサンプルです。
もう1つ、文字列関連の新しい機能split命令を紹介します。

split p1,"string",p2...

p1=変数 : 元の文字列が代入された変数
"string" : 区切り用文字列
p2=変数 : 分割された要素が代入される変数

これは、たとえば「1,2,3,4」のように特定の文字で区切られた
文字列からそれぞれの要素を取り出すものです。

buf="1,2,3,4"
split buf, ",", a1,a2,a3,a4

上の例では、a1,a2,a3,a4という変数それぞれに「,」で
区切られた文字列「1」「2」「3」「4」を代入します。
getstr命令と似ていますが、一度に複数の項目を処理できる
ことと、区切り文字は1文字より多いものが使用できる点で
使い勝手が向上しています。

新しく追加された機能の中では、地味なものですが色々な場面で
意外に使う機会があるかもしれません。
こんなこともできると頭の隅に置いておくといいですよ。
それでは、また。

(おにたま)

投稿者 usuaji : 2010年01月09日 01:30

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